第二話 <前回までのあらすじ> "おもてなしの心"を大切にするレクサスと"ろくでなしの心"を大切にするエン人。 意気揚々と、計画を立て、作業着とつなぎ姿でレクサスに乗り込んだエン人一行。果たしてその冒険の第2章は!? 第一話を読む |
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お目当ての店舗に近づいていくにつれ、我々の緊張感は徐々に高まりを見せていた。 手順をもう一度確認しあい、モカをレクサスの対面側に下ろした。 これで、我々はUターンしてレクサスに乗り込むのだ!その乗り込む様からすでにモカの Nikonは激写を開始しているはずだ。 念のために車内からモカとの通信をして、いまからいよいよ乗り込むことを伝えようとしたが・・・ ■ケイタイを忘れたモカ、彼との通信手段は途絶え・・・ つながらない。 なんとモカはケイタイを忘れてきていたのだった。これが後々まで作戦に影響することとなる。 見切り発車で行くことにしたらっきょととある〜は、目視で彼の三脚がセットされたことを確認し、ボントラはレクサスの 荘厳な雰囲気のエントランスに吸い込まれた。 ![]() ![]() (上)車を停め、店内に乗り込む直前。隣の車は親父達のアイドル、トヨタの最高級車種セルシオだ。 (下)静かな店内。これもおもてなしの心!? ■意気揚々とレクサスに入ったはよかったが・・・ 店舗に入ってみると、ガランとした雰囲気。 店員すらその存在を隠している。客はポツリポツリ、それに対応する販売員たち。 我々の存在にようやく気づき始めたようだが、近寄ってこない。 奥でひそひそと密談を終え、ようやく一人の店員が声をかけてきた。 「いらっしゃいませ。本日はどのような車種をごらんになられますか?」 実は、とある〜はレクサス来店2回目だったため持っていた試乗招待状を手渡す。 「以前来た時には見られなかったISにどうしても乗ってみたくなりましてね。」 ISとはレクサスの入門モデルでトヨタ時代はアルテッツァの名称が付いていた戦略車種である。 この車で販売台数を稼ぎたがっているレクサスはISを見たいといえば、小汚い我々もしっかりした対応をしてくれるのではないか? という我々の読みは果たして当たるのだろうか。 「少々お待ちください、現在ご希望の車種が用意できるかどうか確認してまいります。」 との言葉でまたしばらく放置されることとなる。奥でまた何か話し合っているのだろうか。 しばし待たされた後「お待たせいたしました、用意できましたのでご案内させていただきます。」との声が、 正面へ回ってみるとピカピカのIS350が、その皮張りのシートを作業着によって汚されるのをいまや遅しと待ち構えていた。 ![]() ピカピカの試乗車IS350、しかしここだけの話 ブレーキは鳴っていた。 その際、モカも不自然に合流。一緒に試乗となる。怪しむ販売員。 つなぎに一眼レフという姿に販売員も 「お友達ですか カ、カメラお好きなんですか?」 とたずねるのがやっと。 試乗が始まっても怪しさは解消されず、やや重苦しい雰囲気の中、市内をしばらく走行。 ![]() 必死でレクサスを運転中に意外な質問が。 「お客様お車は何にお乗りになっておられるのですか?」 「・・・いやぁ今はあのトラックです。し、仕事柄ねぇ」 と必死でこたえる とある〜。 しかしあまりのストレートな質問に若干照れが入っていたことに他のメンバーは気づいていた。 ますます怪しさ満点の中、何とか試乗終了。 ※レクサスの細かい試乗感想に関しては直接メンバーまでお問い合わせください。 らっきょがエンジンルームを見たいという要望にも快く応じ、 滑らかな口調でエンジンの種類、特徴を述べるが、前日予習を済ませてあるらっきょは説明が一部違っていることに気づく。 彼の些細なあやまりは優しく見逃すことにした。 無事試乗も終わり、エンジンルームも見たところで我々はさらに驚くことになる。 |