第三話 <前回までのあらすじ> 服装を整え無事レクサスへの進入に成功したエン人達は、なんとISの試乗にも成功。 試乗を終えて、店舗に戻ってみるとそこには、今までとはまったく違った対応が! いよいよ、最大の見せ場 帰り際の最敬礼を目指す。 第一話を読む / 第二話を読む |
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■暖かいレクサス モカ逃亡 なんと、試乗から戻ってみると、我々が入っていったときにはがらんとしていたエントランスでは セールスコンサルタント総出で我々を迎えてくれた。 「お疲れ様でした。お帰りなさいませ。」 レクサスが我々を受け入れてくれた瞬間だった。 ニッカポッカとつなぎの男たちは腰が引け、ピンチを感じた。 カメラ担当モカにいたっては 店員の「飲み物でも一緒にいかがですか?」 の問いに意味不明な言葉を残し、一人逃げ出した。 ![]() その後も、丁寧な接客は続き、高級な器にはいったドリンク、お茶菓子のどら焼き。写真集のようなカタログ 、綺麗な店内をオーナーになったら入れるという部屋まで案内してもらい、充分レクサスを堪能した後、いよいよその時はやってきた。 とある〜とらっきょは小さく目を合わせ、緊張の糸がまた張り詰める。 そう今回のミッションの最重要課題の帰り際は着々と近づいてきていた。 先ほど別れたモカが我々の行動をどこからか狙ってくれているはずである。 販売員たちにお礼を述べて、帰途につくことにする。 ![]() 「本日はありがとうございました。」 上品なお礼とともに、 レクサスマン達は我々が愛車ボントラに乗り込む姿をしっかりと見届け、 通りへの出口で誘導を始めた。 チッカチッカチッカとウィンカーを出しながら我々は興奮を抑えるのに必死だった。 通りの車の流れは多く、なかなか販売員の手のひらが動かない。 長く感じる。 と、そのとき、販売員の手が、止まれの合図から、手招きに変わり、我々は静かにトラックを 大通りへと進めた。 道へ出たその瞬間、とある〜はバックミラーに移る販売員の頭をこちらに下げたその姿をしっかり確認した。 助手席のらっきょも後ろを直接見て興奮を抑え切れなかった。 レクサスはトラックにお辞儀をした! さぁあとはこの姿をモカが激写してくれていることを祈るだけである。 が、しかし・・・ しばらくしてから合流したモカから発せられた言葉は残念な結果を告げていた。 「ちょっと目を放した隙に出ちゃったんだよ」 (写真はレクサスのオーナーが晴れて納車のとき、ここでクルマの説明を聴き、キーを受け取るというプレゼンテーションルーム。 サービスも徹底的で、保証やメンテナンスもてんこ盛り。) ■写真は撮れずとも、大いに満足 結果としては、今回のプロジェクトの出来は、非常に満足であった。 レクサスは予想以上に我々を暖かく迎えそして送った。 それだけで、大成功であった。 誰に話しても、これで笑いは取れる。最後に写真こそ撮れなかったが、これで充分だろう。 ひとつのミッションをこなした安心感が車内には広まっていた。 しかし、とある〜の胸の中にはすっきりしないものが残っていた。 『どうしても、ボントラがレクサス販売員に見送られる写真がほしい』 しかし、今回のプロジェクトはもう終わった。もう引き返すことはできない。 とあるは皆に告げた 「もう一店舗行こう」 安心した二人の顔が一気に引きつった。 乗り気じゃないコメントを連発する二人。 しかし、とあるの心は決まっていた |